あおもり少し前の話になりますが、1月末に青森に旅行に行ってきました。
お目当ては奈良美智の「あおもり犬」で有名な青森県立美術館です。
2006年開館のこの美術館は三内丸山遺跡に隣接し、棟方志功、寺山修司、奈良美智など、青森出身の作家の作品を主に所蔵しています。
“お目当て”のあおもり犬は高さ8.5mの巨大な犬のオブジェです。
まっ白な大きな犬が項垂れるようにして立つ姿はどこかけなげです。冬場は特に、降り積もる雪の重みに耐えているようで、とても可愛らしく見えました。

職業病でしょうか、どこに行ってもトイレに入るとなんとなくメーカーをチェックしている事が多いです。
美術館のトイレでもメーカーを確認してしまいました。大手L社製の器具が設置されていました。
ところが、トイレ個室の壁の注意書きでは便座の事を“ウォシュレット”と記載しています…
“ウォシュレット” はT社が商標登録している商品名です。間違ってるな、と気付くのはメーカーか販売代理店の人間ぐらいなのでしょうが、気になってしまいました。

話は変わりますが、青森県立美術館はマルク・シャガールによるバレエ「アレコ」の第1幕、第2幕、第4幕の背景画を所蔵しています。現在第3幕の背景画をフィラデルフィア美術館より長期借用しており、2021年3月頃(予定)までの期間限定で全4幕の巨大な背景画全てが一室に展示されており、一度に鑑賞することができます。
関東から青森は少し遠いですが、この機会に三内丸山遺跡と合わせて尋ねてみてはいかがでしょうか。