温暖化 近頃、大雨など異常気象が目立つように思えます。 因果関係があると、はっきりとした根拠が示されているわけではありませんが、北極の氷が解けたり、オゾン層が破壊されていたり、地球にとって悪い状況になっていることは間違いないと思います。 1997年に京都で温暖化対策として「京都議定書」が採択されました。 この時は二酸化炭素の排出量トップ2(アメリカ、中国)が参加しないこともあり数値目標として二酸化炭素の削減を目指すこととなりました。その後、2016年にパリ協定のときにアメリカ、中国が参加を表明し、事実上、罰則はないが法的拘束力をもつ議定書が出来上がりました。 目的は産業革命時の平均気温から気温上昇を2度未満に抑える。目標は1.5度未満という内容です。 産業革命から考えると現在平均で1.2度の上昇をしており、目標まで後わずかとなっています。パリ協定(COP21)の最終目標は2050年に化石燃料の使用を原則禁止するというものです。 燃やさなければ二酸化炭素は出ないとの認識です。この状況でアメリカのトランプ大統領がパリ協定から離脱を発表して世間を騒がせています。
温暖化2 日本ではパリ協定を守るために様々な施策を考えています。 弊社の関係する建築業界では「ZEH」(ゼロエネルギー住宅)という言葉を良く聞くようになりました。これは家一軒で使用するエネルギーを「0」にしようという取り組みです。 エネルギーを相殺して0に近づけようとする住宅です。つまり 高断熱住宅で熱効率を改善した上で、100円分の電気などのエネルギーを使うのであれば、100円分の電気などのエネルギーを太陽光発電などで作ればいいという考えです。(創エネ住宅) 2020年より新築住宅の仕様が省エネ住宅仕様に変わります。 今後、ゼロエネルギー住宅、低炭素住宅が主流となります。