10月に入ったというのにまだまだ暑い今日この頃。
もう少し秋めいた陽気にならないものですかね!

秋といえば、食欲の秋、そして芸術の秋です。
私はどちらかといえば、食欲の秋です。 秋は旬の食材が多く食欲が大いにそそられます。
ですが、芸術?!とはいきませんが、私も去年から興味があり始めた金継ぎがようやく完成しました!

金継ぎ(きんつぎ)とは、割れや欠け、ヒビなどの陶磁器の破損部分を漆によって接着し、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法です。

物がたくさんあふれている現代では、陶磁器やガラス製品が割れたときには、「廃棄して新たな物を購入する」という方法をとるのが一般的です。
しかし、物がまだそれほど多くはなかった時代には、「割れた物を修復し、もう一度使う」という考え方が当たり前でした。
日本人の物を大事にする心によって生まれたのが、「金継ぎ」というすばらしい技術だったようです。

漆を塗っては、サンドペーパーで磨きを何回も繰り返し、地道な作業でしたが、出来上がった時は、万感の思いでした!
かなり野暮ったい出来にはなってしまいましたが、日本人の昔の伝統技術に触れ、さらに素敵な作品ができるようこの秋は色々な美術館に足を運んで、目を肥やしていきたいと思っています。