去る11月8日に442年ぶりに皆既月食・天王星食のダブル天体ショーが夜空を彩りました。
肉眼では見ることができましたが、写真のほうは腕が悪いため、残念ながらぼやけてしまいました。
日本で皆既食中に惑星食が見られるのは、322年後の2344年だそうです。

今年は鉄道開業150年を迎えていますが、東京国立博物館もまた明治5年(1872)の発足以来創立150年の節目を迎えました。
2022年10月18日(火)~2022年12月11日(日)に平成館特別展示室にて開催されている
特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」に行ってきました。
東京国立博物館が所蔵している国宝89件すべての4期に分かれて展示されています。

入る前に見落としがちになりますが、門の左側にポケモンマンホールがあります。

館内の撮影は禁止されていますが、武人埴輪や銅鐸など教科書で出てきたものもあれば、
自分では見てなかったというものもあり、展示物の見るものすべてが圧巻の一言に尽きますので、現地で見るのをお勧めします。

同じ150年の節目を迎えている鉄道ですが、東京国立博物館の最寄り駅の上野駅では、
12月14日まで駅のアナウンスや電車の音などの環境音を、
オノマトペ(擬態・擬音語)や手話として視覚的に表現する【エキマトペ】の実証実験中です。
エキマトペとは、電車が発着するときのアナウンスや、電車がブレーキをかけながらホームに入ってくる音、
走り去っていく音、ドアの開閉や発着を知らせるベル音など、駅のホームに音が飛び交っているさまざまな音声を、
AI(人工知能)が分析し、リアルタイムで手話の映像や文字にしてモニターに映し出す装置のことだそうです。
時々アナウンスが聞こえないこともあるので、このように可視化されることで、
聴覚障がいの有無を問わず、便利に楽しくできるのはとても良い試みだと思います。