ここ何年かこの時期になると、帝国劇場へ行きEndress SHOCKというミュージカルを観ています。
19年ほどやっており主役が階段から落ちることで有名なので、なんとなくご存知のかたもいるかもしれません。
ストーリーの流れは難しいものではないものの、構成が少し難しく、普段はミュージカルを観ないのもありはじめて観たときはどのようなシーンなのか頭が追いつかず、「すごい・・・・」で終わったのですが、慣れてきて分かるようになったところと、同じとはいえ少しずつ改良され分かりやすくなっていて、楽しめるようになってきたと感じています。そして分かった上で観ていても「すごい・・・・」というのは変わらず、チケットが取りにくいのも納得です。
主役以外のキャストは固定ではなく、その年によって変わってくるので
そのときの俳優さんの得意分野が反映されたりそれぞれの解釈でのヒロイン役、ライバル役になるため、同じ役でも人が変わるとこうなるのかと新しい発見があり、毎年楽しみにしています。
ストーリーの本筋としては、走り続けることの意味や、大きなチャンスをつかんだことによる仲間との意識のずれと崩壊などになるのですが、ミュージカルとして同じものを長年やっていて、それをさらに進化させている点が素晴らしいなと今回改めて思いました。
変化が欲しいときに、新しいことやリセットに目を向けがちなところ、日々必要になるのは続ける努力と、現在を生かした上での進化や改善していくほうだったりします。なかなか難しいのですが。。
それでもこれだけ完成されている作品がアップデートされているなら、わたしもまだなにか余地があるのではと考えさせられました。
仕事の進めかたや習慣を変えるのも勇気がいるのですが、春を前に模索してみるのもいいのかもしれません。とりあえず部屋を片づけて改善を目指し、しばらく歌いださないよう気をつけながら暖かくなるのを待とうと思います。