梅雨の入りの季節みなさんはどうお過ごしでしょうか?
この時期になると鉄道会社に傘の落し物が数万本届くそうです。
傘の置き忘れには注意したいですね。

さてこの時期になるとテレビやラジオで出てくるのは『怪談話』・・・
こんな話はいかがでしょうか?時代は江戸、ある梅雨の時期、とある酒屋で。
町内の若者達五、六人がすぐ近くにある『いちま~い、に~ま~い』のお菊さんが落とされた井戸について話をしていました。
『出るんすよ、梅雨時期になると!!』、『しかもお菊さんが皿を一枚、一枚数えて九枚まで聞くと井戸に引きずり込まれるんです!!』
しかし何時の時代も面白がって見に行きたいと言う奴が出てくるもので・・・
『でもよ~聞くところによるとお菊さんは恐ろしいほどの美人だと聞くぜ~』
『九枚数える前に逃げちまえばいいんだよ』
そして等々若者達はお菊さんの井戸まで来てしまいました。
丑三つ時になると井戸から『いちま~い』。
若者達は大慌て、両手で目を塞ぐ者、逃げだそうとする者。『に~ま~い』
一人の若者が意を決して井戸の方見ると。『さんま~い』
そこには今まで見たことのない美人が笑みを浮かべて皿を数えてます。『よんま~い』
今までは怖がっていた若者たちはお菊さんの美貌に見惚れていました。『ご~ま~い』
しかし九枚までに聞いて井戸に引きずり込まれるわけにはいきません。『ろくま~い』
六枚まで聞くと若者達は一目散にその場から逃げ出していきました。
しかしこの日からお菊さんの美貌は評判になり、見物客が後を絶えません。
しまいには見物席や屋台も出てくるしまつ。最終的には見物人が百人を超え。
『いちま~い』ノリノリのお菊さん。『に~ま~い』見物人も大満足です。
しかし見物人が急に増えたためか、『ろくま~い』の声を聞いてもすべての見物人が逃げれません。等々『きゅうま~い』

このお話は落語で有名な『皿屋敷』というお話です。
オチはみなさんで調べてみてください。
うちの会社の近くには有名な四谷怪談のお岩さん祭った神社があるとか。
しかし私は怖い話は苦手で。