11月に帝国劇場でendlessSHOCKを、また大千穐楽を映画館のライブビューイングで観てきました!

 

 

1911年オープン(!)の現在の帝国劇場が2025年2月で一旦閉まり、建て直しを行うことが発表されてから、現在の帝劇とともに今年で演目を幕を閉じることも発表され4,5,11月と地方公演にendlessSHOCKが決まり、本気なのだろうか…と思いつつ春と映画館まで合わせて3公演と自分でも1年で最多の観劇になりました。

 

 

ニュースなどで見かけた方もいるかと思いますが、殺陣あり、階段から落ち、フライングで2階席へ着地したりとアクロバットなミュージカルになっていて、また内容も今となってはわかりやすくなったものの、観客に委ねられている部分も多く、10年以上前はじめて観たときの衝撃が忘れられていません。

 

一貫して「show must go on」の言葉が使われており、トラブルはつきもので、なにがあってもショーは続けなければならない、というのがテーマになっていて、小劇場で積み上げていると大劇場への誘いがあり、大きな舞台(仕事)へのチャンス!と、そこから各々が見ている先が少し変わっていってることにおそらく気づきながらも、その言葉とともに突き進んでいった先にカンパニー(組織)が崩壊してしまう、、というストーリーになっています。

 

自分が長く吹奏楽をやっていた経験もあり、部活や職場など組織に属したことがある人はどこか身に覚えのある普遍的な話でもあるので、色んな人がこれまで観てきたのだと思います。

 

何度観ても「この時点で話し合ってほしい…!」と思ってしまうのですがそれは届かず、毎年崩壊していくのを見届けてきました。崩壊しないハッピーエンド(誰も観たことがない)を一度観たいものです。。

 

同じくらい「周りが見えなくなったら終わりだ」というセリフも多く出てきます。

 

どんな状況であっても周りを見る、信頼することが大事で、それができなくなったら終わり、一旦走り続けるべきではないということがもう一つの大きなテーマなのだと思います。

 

10年ほどほぼ毎年観て、友人などとも話すうちにshow must go onのshowが意味するのは直接的に実際のshowや仕事のことを指すだけでなく、人によって変わるのかな…?といまになってわかってきたような気がします。

 

ステンドグラスなどがある今の帝劇に思い入れもあるものの、新しい劇場の完成も少し楽しみです。高層ビルになるという噂が最近…(弊社で誰か関わっていたら教えてください。)

他のミュージカルや舞台も観るようになったり、仕事や人間関係への意識の持ち方など色んなきっかけをもらった作品として人生に残る作品になると思います。

 

あなたにとってのshow must go onはなんですか?