長かった夏の暑さも納まり、ようやく涼しくなってきたので週末、久しぶりに近所の川に釣りに行きました。

 

この川は海に近い河口付近の支流で、汽水域と言われる淡水と海水が混在している川で、ハゼやウグイなど小型の魚が手軽に釣れる人気のスポットです。

 

朝起きて釣り具店で餌を買って川へ到着、仕掛けの準備をしている間、他の釣り人たちと話をしていると、今の時期この辺り一帯の魚は産卵のため今回のポイントより下流、海側に移動しているらしく、魚が少ないとのことでした。

 

少し不安な気持ちになった中、いざ釣り始めるとそんな釣り人たちからの情報とは関係なく狙っていたハゼやウグイなどが次々と釣れてなかなかの釣果。

 

そんな中、、、

 

一緒に釣りをしていた息子の竿に突如として強烈な当たりが。

 

釣りあげてみると、、、

 

 

大きな蟹でした。

 

蟹は大きなハサミで私たちを威嚇します。

 

釣り針を外して逃がしてやろうとしますが体の大きさ以上に力がもの凄く強く、必死の抵抗をみせた後、釣り針が外れた途端再び悠然と川に戻っていきました。

 

小さな生物が多いこの川では恐らくこの蟹が食物連鎖の頂点に立つ「川のヌシ」なのでしょう。

 

ちなみに調べてみると「モクズガニ」という種類の蟹だそうです。

 

”モクズガニ”
▮藻屑蟹、学名:Eriocheir japonica
▮エビ目(十脚目)・カニ下目・イワガニ科に分類されるカニの一種。
▮食用として有名な「上海蟹」(チュウゴクモクズガニ)の同属異種。
▮日本各地で食用にされている内水面漁業の重要漁獲種

 

身近に自然の強さ、豊かさ、厳しさを感じることができた週末でした。