ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックが、熱戦の末に閉幕しました。
大会期間中は、テレビやネットで競技結果を追いながら、10年ほど前に訪れたイタリア旅行の思い出を重ねていました。

思い返せば、パリ2024夏季オリンピックの際にも、このブログで過去のパリ旅行とオリンピックを重ねて書かせていただきました。
世界的なスポーツの祭典は、訪れた国での経験を鮮やかに呼び起こしてくれます。私にとってイタリアで印象深かったのは、公共施設などで「便座のないトイレ」に出会ったことでした。

日々トイレに関わる仕事に携わる者として、これは小さな驚きではありません。日本では便座の設置は当たり前ですが、イタリアでは盗難防止や清掃のしやすさ、衛生観念の違いなどから、便座がないケースが多いのです。
最初は戸惑いましたが、改めて気づかされたことがあります。「当たり前」は国によって大きく異なるということです。
しかし共通するのは、「より良い環境をつくりたい」という思いです。
日本のトイレは、温水洗浄や節水設計、清掃性の工夫、バリアフリーへの配慮など、快適さと安全を追求してきました。一見シンプルな便座にも、多くの技術と思想が込められています。
文化や考え方が違っても、生活の質を高めようとする挑戦は世界共通なのだと感じます。

今回の大会では、私と同じ高校出身のスピードスケートの森重航選手が出場していたので、応援していました。
結果は惜しくもメダルには届きませんでしたが、世界の舞台で全力を尽くす姿は、多くの人に勇気を与えてくれたと思います。
挑戦すること自体の価値を示してくれたその姿勢は、まさに「努力を積み重ねることの大切さ」を教えてくれました。

オリンピックの舞台で挑戦を続けるアスリートたち。
そして、国や文化の違いの中で進化を続ける技術。
私たちも日々の現場で“当たり前の快適さ”を支える挑戦を続けています。
派手ではない小さな積み重ねが、誰かの安心や快適につながっている。その思いを胸に、これからも技術と向き合い続けたいと考えています。
ミラノの熱気を思い出しながら、挑戦と工夫の大切さを改めて実感した冬でした。






