ユニットバスとは、「工場などで予め防水性の高い素材を用いて天井・浴槽・床・壁などを成型しておき、現場に搬入した後にそれらを組み立てる浴室」のことです。
TOTO・タカラスタンダードなどは「ユニットバス」、LIXIL・クリナップ・パナソニックなどは「システムバス」や「システムバスルーム」と言ったりします。※以下「ユニットバス」という
タイルを1枚ずつ貼って造る在来工法の浴室と比べ、短時間施工が可能であるうえに階下への水漏れのリスクが少ないのが特徴です。
アペイドでは基本グレードで特別なオプションがない場合は1日で組んでしまうことが多いのですが、それは多くの優秀な職人さんの支えや協力があってこそ出来ることです。
最高級のTOTOの【シンラ】、LIXILの【スパージュ】は特別仕様で通常のお風呂にはない肩からお湯が出てきたり、ボタン一つで浴室、浴槽を洗浄してくれるものもあります。
こちらフルスペックでも2日予備日で3日ぐらいで組んでしまいます。
※もちろん現場状況によるので余裕を持っての工程を組みましょうね。
日本国内の95%近くがユニットバスになってると言われています。
アペイドの歴史は70年あるので、その中でも3%ぐらいは関わってそうですね。
現在につながる繊維強化プラスチック(FRP)製のユニットバスは、日本で1963年に考案開発されました。きっかけは、翌年にオリンピックの開催を控えていた東京でホテルニューオータニで、「早い・安い・綺麗(私が勝手に言っています)なお風呂作ってよ」と言われて立ち上がったのが、TOTOと日立化成工業(現:ハウステック)です!
ユニットバス以前は1部屋につき職人数人と1か月を要していたのですが、数時間で終わらす事が出来ました。そしてなんと1000室以上ある客室を3カ月半で終わらせたとのこと!!
なお、この「初代」とも言うべきユニットバスはTOTO本社にもなかったのですが、10年前くらいにニューオータニ内で倉庫となっていた部屋に当時の設置状態で現存していた物があったらしいです!!今はTOTO本社に隣接された企業博物館の「TOTOミュージアム」で見れるみたいです!
このように自分自身が関わっている商品に対して知ると、今ままで携わってきた歴代の先輩たちに敬礼したくなりますね。
なので私は皆さんに喜んで頂けるよう現場調査、プランニングできるように今日も全力投球で頑張ります!!!!!!! (`・ω・´)ゞ